用語集

GLOSSARY

IT

「Information Technology(インフォメーション・テクノロジー)」の略です。
日本語では「情報技術」と訳し、コンピューターやインターネットなどを使った技術のことを指します。

ITインフラ

IT(情報技術)にまつわるものの基盤となる設備や構造物のことを指します。
コンピューター、通信設備、ソフトウェアといった要素から構成されており、これらが組み合わさって情報を処理、保存しています。

クラウド

「クラウドコンピューティング」という言葉の略称で、自分のパソコンやスマートフォン自体(内部)にデータを保存するのではなく、インターネット上(外部)にデータを保存したり、インターネット経由で作業できるようにすることです。

語源は諸説ありますが、インターネット(雲)の向こう側のサービスを利用していることから、クラウド(cloud=雲)と呼ばれるようになったと言われています。

インテグレーション

複数の異なるものを組み合わせてまとめることです。

クラウドインテグレーション

インターネット上のさまざまなサービスやアプリ、データベースなどを上手につなぎ合わせて、まるで1つのシステムのように動かすことを指します。

具体的には、メール、カレンダー、ファイル共有、データの分析といった機能が異なるサービスに分かれていても、それらをスムーズに連携させて一元管理できるようにすることがこれにあたります。

AWS

「Amazon Web Services(アマゾン ウェブ サービス)」という、Amazon.comが提供しているクラウドコンピューティングサービスのことを指します。クラウドコンピューティングとは、インターネットを介して、コンピューターの様々な機能やデータをいつでもどこでも使えるようにする技術のことです。

たとえば、レポートを書く場合を考えましょう。自分のパソコンで作成し、デスクトップなど自身のパソコン内にレポートを保存をしていると、その他媒体からは編集ができませんよね。

でも、AWSのようなクラウドサービスを使えば、インターネット環境さえあれば自分のパソコンだけでなく、学校のコンピューターや友人のタブレットなどさまざまなデバイスからレポートを編集することができます。データをインターネット上に保存しておくため、場所を選ばずに作業ができます。

フルマネージドサービス

マネージドサービスが一部業務の代行であることに対して、フルマネージドサービスは、ほぼすべてのサーバー管理をお客様に代わって代行することを指します。
誤作動や機能停止が起きることを対処するプロにサーバー管理をまるまるお任せすることで、フルマネージドサービスを利用している企業は自分たちの本来の仕事である自社商品の開発や販売に集中できるようになります。

リージョン

英語を直訳すると「地域」「範囲」となる通り、リージョンとは「地理的・ネットワーク的に独立したエリアのこと」を指し、「東京リージョン」「大阪リージョン」というように使われます。

サーバー

コンピュータの役割を指す用語で「サービスや機能を提供する側のコンピュータ」がこれにあたります。
「○○サーバ」は「○○関連のサービスを提供しているコンピュータ」と言い換えることができます。
例えば、「メールサーバー」は「メール関連のサービスを提供しているコンピュータ」です。
自分が書いたメールを相手に送ったり、自分宛てに来たメールを受け取って保管するという役割を果たしてくれています。

データセンター

コンピュータにとって必要不可欠な「置き場所」「電気」「回線」をはじめとして物理的な面倒を見てくれる管理場所です。

OS

「Operating System(オペレーティング・システム)」を省略して「OS(オーエス)」と表現します。
これは、人間でいうところの「人格」にあたるもので、いわば「これがなければ始まらない」と言っていい基本部分です。
OSのないパソコンは、ただの箱です。パソコンはOSを入れることで、はじめてパソコンとしての仕事ができます。

<パソコンの有名なOS>
・Windows
・Mac
・Linux

<スマートフォンの有名なOS>
スマホの世界であれば
・iOS
・Android

それぞれ特徴や対応できることが異なり、同じソフトやアプリでも、OSが違えば動いたり動かなかったりしますし、使い勝手も異なります。
人間が「人格」の違いで、運動が得意で難なくサッカーができるが記憶力が乏しく歴史が苦手な人、その逆がいるように、OSの違いによって同じソフトに直面しても、スイスイ対応できるOSもあれば、エラーで弾いてしまうOSもあるので、会社など組織・団体によって利用するOSを固定していることが多いです。

root

「何でもできるユーザ」のこと。いわゆる「管理ユーザ」と呼ばれるものです。
rootが持っている権限である「root権限」は「管理者権限」と言えます。

また、「枝分かれ構造の根っこ部分」も「root」と言います。
コンピュータの世界には枝分かれ構造で表現できるものが複数あります。
例えば、当社の採用ホームページを見るときも、皆さん最初はトップページから入り、そこから「仕事内容」を選択し、「職種紹介」を選択し……とどんどん枝分かれして見たいページを開いたと思います。別れた枝葉の方ではなく、枝分かれする一番前の根本のことを「root」と呼びます。

AI

「Artificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)」の略称で、人工知能のことを指します。
「人間の脳の仕組みを機械的に再現して、コンピュータに人間っぽいことをさせよう!」という学問の分野、またはその研究で培われた技術を使い作成した 「自分で考えたり判断したりしているように見える、知的労働のようなことができる機械やプログラム」が該当します。

Chat GPT

人間のように自然な会話ができる人工知能(AI)の一種です。GPTは「Generative Pretraining Transformer」の略で、大量の文章を学習してそのパターンを覚えることで、さまざまな話題や質問に対して返答を生成することができます。
ただし、大量の情報を元に「それっぽい」回答を作成するため、必ず正しい回答を得られると保証されたものではありません。

webサービス

インターネット上で提供されるサービス全般を指す言葉です。Webブラウザによる表示や操作により利用できるインターネット上のサービスであるため、身近なものであれば「ネットバンキング」「オンライン会議サービス」「マッチングサービス」「旅行サイト」「通販サイト」などが該当します。
近しい言葉でWebサイトというものがありますが、意味が少し異なります。
Webサイトは「情報提供型」であれば、Webサービスは「対話型」とイメージできます。
Webサービスは「決済をする」「会議をする」「予約・購入を行う」など利用者がアクションを起こすことができますが、Webサイトでは、利用者は基本的にページの閲覧しか行いません。

Google Workspace

Googleが提供する一連のオンラインツールとサービスのことです。例えばGmail(メール)、Googleドライブ(ファイルの保存と共有)、Googleドキュメント(文書作成)、Googleスプレッドシート(表計算)、Googleスライド(プレゼンテーション)などがあり、これらのツールを通じてオンライン上で作成、編集、共有することができます。

アドオン

「機能追加用のソフトウェア」もしくは「機能追加できる」ことを指す用語です。
また、近しい言葉で下記のようなものがあります。

アドオン:上に乗せて機能拡張
アドイン:中に入れて機能拡張
プラグイン:中に挿して機能拡張
全てざっくりと「機能を追加するのだな」と理解してください。

Google for Education

教育機関向けに特化したGoogleが提供している一連のサービスのことです。セキュリティ面やプライバシーの管理も教育機関向けに調整されています。

SaaS

ソフトをインターネット越しに使うことができるサービスです。
ソフトウェアというのは、自分のコンピュータの中に入れて使うのが一般的です。自分のパソコンの中に、そのパソコンで動くソフトが入っている形です。
ですが、時代の進歩と共に「必要な機能をネットワーク越しに使うことができる」サービスが出てきました。
ソフト自体はソフトの持ち主のサーバ(サービスを提供するコンピュータ)上で動かし、それをインターネット越しに使う形態です。

PaaS

ソフトウェアを動かすために必要な設備(プラットフォーム)をインターネット越しに貸してくれるサービスです。
ソフトウェアを入れる箱であるコンピュータ、やり取りするための回線、プログラムが動くための最低限の中身(OS等)など土台となる環境を利用できます。

Microsoft Azure(アジュール)

Microsoftが提供する進化したレンタルサーバサービス(SaaS、PaaS)のことです。
つまり「必要な機能をネットワーク越しに使わせてくれる」サービスです。

ISO/IEC

ISOとは、「International Organization for Standardization」の略で、国際標準化機構という組織のことです。
この組織は世界中のさまざまな国の代表者たちが集まって、製品やサービス、システムなどが国際的に共通の品質や安全性を持つように「国際規格」というものを作っています。
IECは「International Electrotechnical Commission」の略で、国際電気標準会議と訳されます。
こちらは電気技術に関する国際規格を専門に扱う組織です。
ISO/IECというときには、この2つの組織が協力して制定した情報技術に関する国際規格を指します。例えば、パソコンやスマートフォンなどに関連した技術やセキュリティなど、情報技術分野で幅広く使われているルールや基準のことを指します。
たとえば、皆さんが普段使い慣れているUSBメモリーがありますよね。このUSBメモリーをどのパソコンに差してもちゃんと認識されるのは、ISO/IEC規格に基づいて製品が作られているからなんです。世界中で共通のルールがあるおかげで、国やメーカーが違っても問題なく使えるというわけです。
簡単にいうと、ISO/IECは世界中のみんなで使えるように、「これはこういうものだよ」という基準を決める組織のことを言います。それによって、品質が保たれ、安全で使いやすい製品やサービスが提供されます。

ISMS

「Information Security Management System」の略で、「情報セキュリティ管理システム」と訳されます。このシステムは、組織が情報セキュリティをきちんと管理し、守るための仕組みやルールのことを指します。
コンピューターには個人情報や重要なデータが入っています。これらの情報を守るために、パスワードを設定したり、ウイルス対策をしたり、不審なメールには気をつけたりと、いろんな対策をしますが、これら全体の取り組みを組織的に管理し、改善していくための方法がISMSです。

インフラ

「メインではないが、それがないと話にならない」基盤となる設備や要素のことを指します。
具体的には、サービスを稼働させるサーバーや、通信するために必要な回線、サービスを継続するための運用体制などがインフラにあたります。
例えば、旅行予約サイトを自分のパソコンで作成する人がいたとします。ですが、自分のパソコンで作って保存しただけでは、他の人が利用できるWebサービスにはなりません。
そのため、サーバーや回線、運用体制を整える必要があります。この場合、メインとなるのは旅行予約サイトですが、それをWebサービスにするために必要となる基盤である設備、要素であるサーバーや回線、運用体制のことをインフラと呼びます。

オンプレミス

クラウドの対義語にあたり、コンピュータやシステムを自分たちのところに物理的に設置して自分たちで運用することです。

SIer(エスアイヤー)

「システムインテグレーター(SIer)」のことです。
システムを導入しようとしているお客さまの面倒を最初から最後まで全部見てあげることを仕事としている会社です。
システムの導入に際して、分析から開発、運用に至るまで、すべての工程を総合的に請け負います。

マルチベンダー

異なるメーカーや提供元の製品を、複数組み合わせて使用することです。

ルーティング

ネットワーク上で行われる道案内です。
通信する際、通りたいデータに「君は、そこに行きたいのか。じゃあそっちの道だよ」と行くべき道を示してくれる仕組みのことを指します。

ドメイン

家や学校が住所を持っているのと同じように、インターネット上にあるウェブサイトにも「住所」が必要です。
これが「ドメイン」です。「ドメイン名」の省略表現です。
Webページであれば「http://」や「https://」の後ろの部分がドメイン名、メールアドレスであれば「@」以降がドメイン名です。
例えば、当社のホームページ「www.taf-jp.com」は、「ターン・アンド・フロンティアという会社のWebサイト」の住所の一種と言えます。
ドメインには国別のものもあり、皆さんが日常的によく見ているであろう 「.jp」 で終わるものは「日本」を意味しています。

Web系システム

システムの分類の1つで「インターネットを使うシステム」のことです。

基幹系システム

会社で使われているシステムの中でも「企業活動の中心に食い込んでいて、止まると大ピンチ」なシステムのことです。企業の大動脈のようなもので、企業が日々の業務をスムーズに行うために非常に重要です。
例えば、モノ作り会社が「製造管理システム」に商品生産の計画から流れ、管理を登録し頼りきりにしていたとします。そのシステムが止まると、モノ作り自体がストップしますよね。そうなるとモノ作り担当者の製造がストップし、販売がストップし、企業活動自体が止まります。そういった、これが止まると会社が機能しなくなるような中核のシステムを基幹系システムと呼びます。

アサイン

「割り当てる」「対応させる」ことを指します。平たく言えば「これは君の仕事だから頑張って」という意味です。

コンソール

コンピュータと意志疎通するときに使う道具であるディスプレイ(画面)とキーボード(入出力装置)をセットでカッコ良く呼ぶときの名前です。

SES

「System Engineering Service(システム・エンジニアリング・サービス)」の略称です。
所属会社とは別の企業に出勤し、技術力や労働力を売ることを指し、働き方は「派遣」を思い浮かべるとイメージしやすくなります。

エバンジェリスト

広報担当をおしゃれに言うとこうなります。
担当する製品やサービス、技術を、いろんな人に分かりやすく、かつ魅力を感じるように説明し、「これはいい!使いたい」と思ってもらえるようにすることが仕事です。

AWSクラウドプラクティショナー

AWSの基本的な知識を持っていて、AWSのクラウドサービスのことを理解している人であることを証明できる資格です。この資格を取ることで、AWSのクラウドサービスをどう使うか、どんな特徴があるか、基礎的なことがわかるだけでなく、クラウドを使って何ができるかについても理解することができます。

AWS アドバンストティア サービスパートナー

ちょっと難しい単語が並んでいますが、簡単に言うと「Amazon Web Services(AWS)という大きな会社の“特別な友だち”の1つ」と考えていただけるとわかりやすいでしょう。
AWSが提供するサービスをよく理解していて、そのサービスを使ってお客さんの問題を上手に解決できる会社や団体のことを指します。
アドバンストティアは、サービスパートナーのなかでも特に経験が豊富で、いくつかの条件をクリアしている高いレベルを示しています。
例えば、AWSのサービスをたくさんのお客さんに提供していて、お客さんからの評価も高く、専門知識を持つスタッフがちゃんといる証明です。

APNアドバンスド コンサルティングパートナー

APNアドバンスド コンサルティングパートナーとは、Amazon Web Services(AWS)の提供するパートナープログラムの中で高いレベルの認定を受けた会社のことです。このパートナーになるためには、AWSのサービスをいろいろな会社や人に提供するのが上手であることや、AWSに関する知識が豊富であることなど、いくつかの厳しい条件をクリアする必要があります。APNアドバンスド コンサルティングパートナーは、ただ単にAWSのことをよく知っているだけでなく、それを使って多くの人たちを助けられる「プロフェッショナル」な会社というわけです。

ソフトウェア

ソフトウェアとはコンピュータのうち触れない部分のこと。もしくはOSやアプリケーションのような「ソフト」と表現されることが多い物のことです。コンピュータを構成する要素は2つに分けられます。その2つとは

1.ペタペタ触れる部分
2.どう頑張っても触れない部分

です。例えば、ハードディスクやディスプレイは触ることができます。プログラムやファイルは触れません。この2つの要素のうち『2.どう頑張っても触れない部分』が「ソフトウェア」です。

アプリケーション

アプリケーションとはみなさんが「ソフト」と言われてパッと思い浮かべるようなソフトのことです。もう少し真面目っぽく書くとパソコンとかスマホのソフトのうち、コンピュータの人格に相当するソフト(OS)やOSの子分っぽいソフト以外のソフトのことです。ソフトには「OS」と「OS以外」の2種類があります。OSは、パソコンの「これが無いとパソコンじゃねーよ」な基本ソフトです。パソコンの人格に相当するソフトで、パソコンはOSを入れることで、はじめてパソコンとしてのお仕事ができます。WordやExcelのような「OS以外のソフト」は「アプリケーションソフトウェア」と言います。OSの種類は、そんなに多くありません。世の中に出回っているほとんどのソフトはアプリケーションソフトウェアです。実際にはOSの子分みたいなソフトもいます。例えば「デバイスドライバ」とか呼ばれているソフトなどです。
デバイスドライバのようなOSの子分はアプリケーションソフトウェアには含まれません。

UI

ユーザインターフェースとは画面のこと。もしくは見た目のこと。もしくは使い勝手のことです。「ユーザ」+「インターフェース」で「ユーザインターフェース」です。ユーザは「使う人」。インターフェースは何かと何かのくっついている部分です。一般的には「接触面」や「接点」などと訳されます。以上を踏まえて人間とコンピュータの接点がユーザインターフェースです。

フロントエンド

フロントエンドとは「バックエンド」の対義語であり(Web系とかシステム開発系の話で出てきた場合は)「サービス利用者に見える方」を意図する用語です。まずは予備知識として

・サーバ
・クライアント
・ホームページが表示される流れとWebサーバ

について簡単に説明します。サーバは「サービスや機能を提供する側のコンピュータ」です。クライアントは「サービスや機能を使う側のコンピュータ」です。Webサーバは、さっくり書くと「ホームページ関連の仕事をしているサーバ」です。
あなたがホームページを見るとき、まずWebブラウザ(ホームページを見るときに使うソフト)からWebサーバに「このページをおくれ」とお願いが出されます。
そのお願いに対して、WebサーバはWebブラウザに「そのページだよ」とお返事をします。ほしいと言われたホームページのファイルをあげるのです。Webブラウザは、Webサーバからもらったファイルを画面に表示します。これが、あなたがホームページを見るときの流れです。
以上を踏まえて『サービス利用者に見える方』的なニュアンスで使われる用語が「フロントエンド」です。

バックエンド

バックエンドとは「フロントエンド」の対義語であり(Web系とかシステム開発系の話で出てきた場合は)「サービス利用者に見えない方」を意図する用語です。まずは予備知識として

・サーバ
・クライアント
・ホームページが表示される流れとWebサーバ
について簡単に説明します。サーバは「サービスや機能を提供する側のコンピュータ」です。クライアントは「サービスや機能を使う側のコンピュータ」です。Webサーバは、さっくり書くと「ホームページ関連の仕事をしているサーバ」です。
あなたがホームページを見るとき、まずWebブラウザ(ホームページを見るときに使うソフト)からWebサーバに「このページをおくれ」とお願いが出されます。
そのお願いに対して、WebサーバはWebブラウザに「そのページだよ」とお返事をします。ほしいと言われたホームページのファイルをあげるのです。Webブラウザは、Webサーバからもらったファイルを画面に表示します。これが、あなたがホームページを見るときの流れです。
以上を踏まえて『サービス利用者に見えない方』的なニュアンスで使われる用語が「バックエンド」です。

データベース

データベースとはデータを入れておく箱のこと。もう少し、あっさり書くとデータのまとまりです。実際にはデータが入っているだけではありません。
特定の規則に従って整理されていたりもしますし、それを変更できたりもします。

GCP

GCP とは Google Cloud Platform の略で、Google が提供するクラウドサービスのことです。クラウドサービスというのは、インターネットを通じて、データの保存や計算処理など、さまざまなコンピューターの機能を利用できるサービスのことです。
例えるなら、自分の家にパソコンを持たなくても、公共の図書館のパソコンを使って勉強したり、宿題をしたりできるようなものです。ただし、GCP の場合は、インターネット上にある巨大で強力な Google のコンピューター群をいつでもどこでも使うことができます。これにより、特別な機材を自分で用意したり、高い費用をかけてメンテナンスする必要がなくなります。
GCP では、ホームページを作ったり、大量のデータを分析するためのツールだったり、アプリケーションを作って世界中の人に使ってもらうためのプラットフォームなど、様々なサービスがあります。

スプリクト

スクリプト(英:script)とは「ソースコードを書く→すぐに動かす」ができるプログラム。もう少し具体的に書くと人間語で書いたプログラムの元ネタ(ソースコード)をコンピュータさんが分かる形に変換する作業(コンパイル)を人間様が意識しないで済むプログラムです。プログラムが作られて動くまでの流れは

1.人間様の分かる言葉でコンピュータにやらせることを書く
2.1で書いた内容をコンピュータが分かる言葉に翻訳する
3.2の内容に従ってコンピュータさんがお仕事をする

です。専門用語を使って書くと

1.プログラミングする
2.コンパイルする
3.実行する

となります。プログラムが作られて動くまでの工程のうち「2.コンパイル」の工程が(見かけ上は)不要なプログラムが「スクリプト」です。

デバック

デバッグ(debug)とは「あれ?なんか、おかしいんだけど?」な状況(不具合)の原因を探して直すことです。目の前にあるのは「おかしい状況」です。
そうなっている原因がプログラムにあるのか、操作方法にあるのか、あるいはパソコンさんの状態にあるのか、調べてみないことには分かりませんよね。
その調査から始まって、プログラムがおかしかったときには「よし!おかしくないね!」な状態に直す、その他の原因の場合はその原因を取り除く、までの一連の作業をデバッグと表現します。

コード

コード(英:code)とは情報に対して割り振られる体系だった数字(とか文字)のこと。あるいは「ソースコード(人間語で書いたプログラムの元ネタ)」のことです。前者の「コード」は「code」です。「事業所コード」や「会員コード」のように、何らかの情報に割り振られた体系だった数字を指します。「ID」とほぼ同義だと考えても構いません。後者の「コード」は「ソースコード」の省略表現です。「ソースコード」は「人間語で書いたプログラムの元ネタ」のことですね。「コード」って単語が出てきたら「情報に割り振られた数字、もしくはソースコードのことなんだな~」と、お考えください。

ドキュメント

「資料」のことです。もう少し細分化して説明すると「文書」「書類」「Wordで作ったファイル」「Excelで作ったファイル」「PDFファイル」「設計書」「仕様書」「提案書」「操作説明書」などなどのことです。IT業界では、いろいろなものを指して「ドキュメント」と言います。あるときは電子データ、あるときは紙に印刷した資料、中には「記録」という意図で「ドキュメント」と言う人もいますね。そんないろいろな使われ方をする単語「ドキュメント」ですが、一言で言ってしまえば資料です。

アーキテクチャ

アーキテクチャとは「構造」とか「構成」みたいなことをカッコつけて言った用語です。とりあえず「○○アーキテクチャ」という表現が出てきたら「○○構造」や「○○構成」と読み替えてみてください。それで何となくの意味は、つかめるはずです。

要件定義

要件定義とは、システム開発などのプロジェクトを始める前の段階で、必要な機能や要求をわかりやすくまとめていく作業のことです。企画の進行とともに要件定義に立ち返ることも多く、目的の脱線を防止する役割も果たします。

デプロイ

デプロイ(英:deploy)とは作ったプログラムをしかるべき場所に置いたり、あれやこれやの設定をしたりして、使える状態にすることです。サクっと一言で説明すると『使える状態にする』のが「デプロイ」です。
この用語がシステム開発の現場で出てきた場合は、作ったプログラムとかをしかるべき場所に置いて、あれやこれやと設定して「さぁ!これでガンガン動かせるぞ!」な状態にすることだと思ってください。

ガジェット

一般的に「ガジェット」とは、スマートフォンやタブレット、イヤホン、マウス、キーボード、モバイルバッテリーなど、「便利な電子機器小物」を指すことが多いです。「ガジェット」の本来の意味は、先ほどご紹介したように「ちょっと便利な機械装置や気の利いた小物」などのことを指しますが、もう一つの意味として、パソコンのデスクトップ上で動作する小さなアプリケーションソフトを示す言葉としても使われるようになっています。

パブリッククラウド

パブリッククラウドとは、インターネット上にあるサービスの一種。これは、クラウドサービスを提供している会社が作った特別な場所を、ほかの人たちと一緒に使えるようにしたものです。自分が使いたい機能を選んで、その分だけ料金を払って使うことができます。自分たちで一から全部作るのではなく、すでにできているサービスから必要な部分だけを選んで使うことができます。

AWSでできること

サーバー環境構築仮想サーバーを作成できる 例)EC2

データ保存:大量のデータを保存できる 例)S3

コンテンツ配信静的コンテンツの配信ができる 例)S3

データベース利用:フルマネージドのデータベースを利用できる 例)RDS

専用回線:AWSの環境に対して専用線接続ができる 例)AWS Direct Connect

セキュリティ対策:AWSを安全に利用できる 例)Amazon Inspector

AI活用/データ分析:Amazonが保有するAIを利用できる 例)Amazon Personalize

ワークフロー管理:AWSの処理をワークフロー形式で管理できる 例)Amazon Simple Workflow

メール/通知:大量のメールを送信できる 例)AWS SES

開発:AWSを使った開発を補助する 例)AWS CodeStar

代表的な4つのサービス

①Amazon EC2
必要に応じてスペックを変更できる仮想サーバーを作成・利用できるサービスです。
仮想サーバーの作成には数分しかかかりません。また仮想サーバーを複数作成しての冗長化ハードディスクメモリといったスペックの変更についても、画面上の簡単な操作だけで柔軟に実行することができます。仮想ネットワークの環境も用意されているため、冗長化に際してネットワークを意識する必要もありません。

②Amazon S3
オンラインストレージかつ静的なコンテンツを配信できるサービスです。保存できる容量やファイル数に制限がない上に、99.999999999%(イレブン・ナイン)という非常に高い耐久性を誇り、データ消失の可能性が限りなく0に近くなっています。(確率的には1,000万年に1度)またS3に保存したデータはインターネット経由でアクセスできるため、静的なコンテンツであれば配信が可能です。

③Amazon RDS
フルマネージドで管理負担を抑えられるデータベースサービスです。MySQLやPostgreSQL、Oracleといった主要なデータベースが画面上の簡単な操作で簡単に作成できます。冗長化・バックアップといった処理も画面上の操作のみで実行可能です。フルマネージドなので、もちろんデータベースサーバーを管理する手間もかかりません。パッチの適用もAmazon側で行ってくれます。「データベースを必要な時に作成して使うだけでよい」サービスです。

④AWS Lambda
サーバーの運用負担なしで、任意のプログラムを実行できる環境を提供するサービスです。AWSが提供する「サーバーレスコンピューティングサービス」として知られ、AWS Lambdaを使えば、サーバー(仮想サーバー)なしで任意のプログラム(アプリケーション・サービス)を実行することが可能です。

仮想サーバー

仮想サーバとはコンピュータの中に作られた、なんちゃってサーバのこと。
もう少し真面目っぽく書くとソフトウェアを使ってコンピュータ内に擬似的に再現したサーバのことです。
サーバは「サービスや機能を提供する側のコンピュータ」です。
コンピュータの中に作った「なんちゃってサーバ」が「仮想サーバ」です。

静的コンテンツ

静的コンテンツとは「静的ページ」のこと。

用語の中身としてはHTMLファイルで作られている普通のホームページであり、いつ誰が見ても同じ内容が表示される、表示される内容が変わらないホームページ(の中の1ページ)のことです。
Webページは「インターネットの世界で見られる文書ファイル」です。ホームページを見るときに使うソフト(Webブラウザ)で見られます。インターネットの世界に転がっているファイルです。
Webサイトは「Webページが集まったもの」です。「ホームページ」と呼ばれる場合もあります。
静的は「最初から作っておくよ」です。もしくは「変わらないよ」です。
コンテンツは、辞書的な意味は「内容」とか「中身」です。ここでの「コンテンツ」はWebコンテンツ(ホームページの中身)を指しています。
今回、登場する「コンテンツ」はWebコンテンツ(ホームページの中身)を指していると思います。
以上を踏まえて普通のホームページのファイル(HTMLファイル)になっているWebページでありいつ誰がみても同じ内容が表示されるホームページ(の中の1ページ)が「静的コンテンツ」です。

HTMLファイル

HTMLファイルとはホームページ(の中の1ページ)のこと。

もう少し正確に書くとHTMLのルールに沿って書かれているテキストファイルでありファイルの種類を表す目印(拡張子)が「.html」か「.htm」なファイルです。
HTMLは「ホームページのファイルの書き方ルール」です。専門用語で「マークアップ言語」と呼ばれるやつです。
拡張子は「ファイル名の最後にくっついているファイルの種類を表す目印」です。
以上を踏まえて、ホームページのファイル構成ですが、

・内容が書いてあるファイル
・見た目が書いてあるファイル
・絵が描いてあるファイル
・動作が書いてあるファイル

の4種類のファイルを組み合わせて1つのページを表示するのが主流です。
この4種類のファイルのうち「内容が書いてあるファイル」の中身を書くときのルールがHTMLです。
そして、この『内容が書いてあるファイル』を指す俗称が「HTMLファイル」です。

HTML

HTMLとは目印で囲むことで構造を表現する書き方ルール(マークアップ言語)のひとつでありホームページを作るときに使うやつです。
マークアップ言語は「目印で囲む(マークをつける)ことで構造を表現する書き方ルール」です。マークアップ言語のひとつでホームページのファイルを書くときに使う、ファイルの書き方ルールが「HTML」です。
マークアップ言語は「このマークを付けたら、こんな意味になるから!」なルールの寄せ集めなので、HTMLも「このマークを付けたら、こんな意味になるから!」なルールの寄せ集めです。

拡張子

拡張子とはファイル名の最後にくっついている、ファイルの種類を表す目印のことです。
ファイルをダブルクリックしたときに、パソコンさんが「このファイルってどのプログラムで開けばいいの?」を判断するための目印になります。

冗長化

冗長化とは影武者を用意しておくこと。

もう少し具体的に書くと「備えあれば憂いなしだよね?」な方針のもとに、壊れたりおかしくなったりしたときに備えて、ちょっと多めに用意しておくことです。
冗長化の一環でよくやるのは「二重化」とかです。二重化は「片方が壊れても良いように同じ物を2つ用意しておく作戦」です。
冗長化のメリットは『安心できる』ことです。
機械なんて、いつ壊れるか分かりません。現実問題、止まることはあるでしょう。
そこでいつものコンピュータと中身が同じ影武者コンピュータを用意します。
もしもいつものコンピュータが壊れたら、サッと影武者コンピュータに交換することで『大変だ!使えない!』という状況を乗り切れます。
このように、おかしなことになっても支障がないように予備を用意しておくのが冗長化です。

ハードディスク

ハードディスク(HD)とはパソコンさんの中身が入っている箱。
もう少し具体的に書くとファイルなどのデータを保管しておくパソコンの部品です。
パソコンの部品の説明をするときには

ハードディスク=収納BOX
CPU=人間の脳みそ
メモリ=作業する机

と、よく例えられます。

メモリ

メモリとはパソコンさんが作業するときに使う机。
もう少し具体的に書くと仕事中の内容を記憶させておく、パソコンの部品でありCPUが直接読み書きできる記憶装置のことです。
パソコンの部品の説明をするときには

ハードディスク=収納BOX
CPU=人間の脳みそ
メモリ=作業する机

と、よく例えられます。

CPU

CPU(読:シーピーユー)とはパソコンさんの脳みそ。
もう少し具体的に書くとコンピュータの部品のひとつであり実際に計算したり、あれやこれやの処理を実行するのが仕事のやつです。
パソコンの部品の説明をするときには

ハードディスク=収納BOX
CPU=人間の脳みそ
メモリ=作業する机

と、よく例えられます。

オンラインストレージ

オンラインストレージとはインターネット経由で使える、データを入れておく箱のこと。
もしくは「インターネット経由で使える、データを入れておく箱」を貸し出すサービスのことです。
「オンライン」+「ストレージ」で「オンラインストレージ」です。
オンラインは「ネットワークにつながっている状態」を指す用語です。
ストレージは「データをしまっておく箱」です。
ハードディスクとかDVDとかUSBメモリとか、コンピュータの電源を切ったときにデータを保存しておく媒体を、ふんわりと表現した用語です。
以上を踏まえて、インターネット経由で使える、データを入れておく箱が「オンラインストレージ」です。

MySQL

MySQLとはよくWebシステムで使われるデータベースです。
MySQLは、本当は「データベースマネジメントシステム(DBMS)」もしくは「リレーショナルデータベースマネジメントシステム(RDBMS)」と呼ばれるやつです。

データベースマネジメントシステム

データベースマネジメントシステム(DBMS)とはデータベースとゆかいな仲間たちのこと。
もう少し具体的に書くとデータベースを便利に使うためのあれやこれやな機能が付いているソフトウェアのことだけど、単にデータベースのことだと思っていいですよ、のことです。
データベースだけでは、ただの箱です。単なる入れ物でしかありません。この箱を便利に使うための道具が「データベースマネジメントシステム」です。
イメージとしては、データベースが図書館だとしたら、データベースマネジメントシステムは、そこで働く職員さんです。
実際にデータベースからデータを持って来たり、反対にしまったりします。
いろんな人が同時に使ったときに壊れないようにしたり、あれやこれやと裏方さんのお仕事をしてくれます。

リレーショナルデータベースマネジメントシステム

リレーショナルデータベースマネジメントシステム(RDBMS)とはリレーショナルデータベースを便利に使うためのあれやこれやな機能が付いているソフトウェアのことだけど、単にデータベースのことだと思っていいですよ、のことです。
リレーショナルデータベース(RDB)は「データを表形式で扱っていて、表同士をくっつけたりなんだりできるデータベース」で、データベースの種類のひとつです。

パッチ

パッチとはソフトに変更を加えるために用意された、後付けのプログラムのことです。
ソフト本体と合体させることで、機能が追加されたり、おかしいところが直ったりします。