代表取締役社長 大久保 哲也
食事をしていて、作り手のこだわりを感じる瞬間
食事をすることが好きなのですが、その中でも、作り手のこだわりを感じた瞬間に幸せを感じます。たとえば少し臭みが生まれる食材を利用した料理を口にしたときに、一瞬ふわっとゆずの香りがして、みてみると2mmくらいのゆずの皮が入っていた、などに作り手の気遣いやこだわりを感じます。レストランだけではなく普通の定食屋でも思います。こだわりを感じた時は、食後帰る時に「美味しかった」と伝えたりしますね。料理は芸術だと思っていて、自分は音楽や舞台なども好きなので、まとめると「芸術を感じた瞬間」ということになりますね。
現在までの経歴を教えてください
2007年に関西大学法学部を卒業後、営業支援システムを売っている会社に営業職として入社しました。 6年半経験を積み、2013年にターン・アンド・フロンティアに「営業職」として入社しました。 ターン・アンド・フロンティアは創業者と社長が異なるという少し珍しい会社ですが、できることを増やし基盤を固め、2021年より代表取締役として組織の舵を取る立場に就くことができました。
ご自身の性格を一言で表すとなんでしょうか
「好奇心旺盛な成長オタク」
「成長オタク」のような所があり、そこから派生して「あ、これ面白いかもしれない」と感じるとすぐに取り組んでしまう好奇心に繋がっています。 シンプルに出来ることが増えるというのは楽しいものですし、さまざまな経験を通じて、新たなことにチャレンジしたいという思いが強いですね。
周囲の人からはどのような人だと言われますか?
「マイペース」「のんびり」
人がバーッと焦っていても、特に焦らないところはあります。マイペースだという自覚はないですが、周囲からはよく言われますね。
好奇心旺盛とマイペースって相入れないと思われると思いますが、私の好奇心旺盛は動作としてのスピード感は早くありません。
思考が多いタイプで、考えがカチリとハマった時からの取り掛かりは早いですね。
やりたくてしょうがない!となるのですが、以外の時は考えている時間が長いです。
常に頭の中では考えていても、「忙しい」という空気を外に出さないため話しかけやすいと言われますね。
ただ、無言でいることに全く抵抗がないタイプなのでたまに会議中に黙って考え込んでしまい昔は「怒っていますか」と聞かれることがありましたね。 そのため、これは笑い話なのですが「今考え中です」と声に出すルールを設けたこともあります。
社長として心掛けていることはありますか?
社長は一つの「役割」であり、社長だから偉いわけではない、ということを意識せずとも思っています
私は、社長とは一つの「役割」だと思っています。
営業・エンジニア・営業事務・経理という職種と同様、その隣に社長という役割があり、やっていることや責任、見る範囲はもちろん広くなりますが「社長だから偉い・上の立場」とは思ってはいません。
会社は個人で回っているのではなく、たとえば営業がお客様と契約を交わしてもエンジニアがいないと仕事にならず、逆にエンジニアは自分からバリバリ営業をしてお客様と契約することも少ないでしょう。
みんながいるから仕事ができている、ということをちゃんと理解し、全員にリスペクトを持っているということが心掛けている、というよりは当たり前のこととしていつも思っていることです。 この感覚は自分だけではなく、社員全員に持っていて欲しいと思います。